Dレクターの執務室

手帳と文具と私生活

初売りに対して物申す

月日が経つのは早いもので、今年も今日で終わりですね。 
 
さて、お正月はのんびりすごすものです。それが日本のお正月の風景です。
 
間違ってもお正月からスーパーの初売りなんかに出かけてはならないのです。
 
いや、初売りなんて卑怯なやり方をする店があることが私は許せないのです。
 
元日から営業するスーパーや百貨店があれば、当然のことだがその従業員のお正月休みは失われることになる。
 
そこで開店して儲けることと、そこで従業員に十分な休養をとってもらって家族とのんびり過ごしてもらうこととどっちが大事なのか。
 
どうしてスーパーの経営者は金儲けのことしか考えないのだろうか。
 
私は全然納得いかない のである。
 
正月のイオンモールの駐車場はただならぬ混雑である。
 
そして店内には人人人である。どうしてこんなに大勢来てるのか。
 
来ている人たちは初売りで、なんか安いモノがないかと人々は目を血走らせて商品を物色してるのである。
 
お正月をのんびり過ごすどころか、飢えたハイエナのように動き回っているのだ。
 
いつのまに日本のお正月はこんな殺伐としたモノになってしまったのか。
 
お正月というのは家でのんびりとこたつに入って、みかんを食べるのが正しい過ごし方だ。しかし今の子どもは、お年玉を握りしめて「トイザらス」に行くのである。その結果「トイザらス」の駐 車場もイオンモール同様にクルマで溢れかえっているのである。なんていうことだ・・・
 
世間は不況だというのに子どもの財布は金が詰まってるのか、景気よく新しいゲーム購入に金を使ったりするのである。
 
そういうわけでイオンモールの社員やパートの方たちも「トイザらス」の従業員たちも全然休めないのである。
 
お正月に混雑してもいいのは神社だけだ。
 
神社に大勢の人が参拝して、きちっと家内安全や学業成就を願い、お賽銭をあげておみくじをひくというのは自然なお正月の行動であり、
 
有名な神社に数百万の人が押し寄せても別になんとも思わないのである。
 
ふだんは全然信仰 心もないくせに、こんな時だけ神にすがる日本人の矛盾した行動も別にOKである。つい一週間前はクリスマスのデートを楽しんだ若者が、今度は恋人と手をつないで神社に行ってもいいのである。
 
宗教の垣根を越えて年中行事楽しむのが日本人なのである。
 
しかし「初売り」はダメですね・・・
 
そんなものは古き良きお正月の習慣をただ破壊しているだけです。
 
どうしてそんなことが普通になってしまったのか。
 
最初に掟破りをしたのはいったい誰なんだ。
 
そんなことを私は思ったのです。正月はやっぱりこたつにみかんである。
 
 しかし、私はホテル勤務なので年末 年始は仕事ですがね・・・